ノベルティー制作で失敗しない!発注前チェック10項目

ノベルティー制作を検討している企業の販促担当者・総務担当者・イベント運営担当者に向けて、発注前に確認すべきポイントを「10項目のチェックリスト」として整理した記事です。
ノベルティは安く作れる一方で、目的のズレ・数量設計ミス・入稿不備・納期遅延などで「配れない」「使われない」「ブランド毀損」につながりやすい領域です。
本記事では、ノベルティとは何かの基本から、アイテム選定、予算、デザイン、制作会社比較、納品検品までを順番に解説し、失敗しない発注の型を作れるようにします。

ノベルティ制作で失敗しないために:発注前に知るべき「ノベルティとは」と目的整理

ノベルティ制作の失敗は、印刷ミスや納期遅れのような「制作工程」だけが原因ではありません。
多くは、そもそも何のために配るのか、誰に渡すのか、どんな行動を促したいのかが曖昧なまま、アイテムや価格だけで決めてしまうことから始まります。
発注前に「ノベルティの定義」と「目的」を言語化しておくと、見積比較・デザイン判断・数量設計が一気にブレなくなります。
まずはノベルティの位置づけを整理し、用途別に最適解が変わる前提で企画を組み立てましょう。

ノベルティとは?販促品・記念品・ノベルティグッズの違いを整理(企業ノベルティの基本)

ノベルティは一般に「無料配布して認知・好意・想起を高めるための物品」を指します。
一方で現場では、販促品・粗品・記念品・オリジナルグッズなど似た言葉が混在し、目的がズレやすいのが実情です。
販促品は購買や来店など“行動”を促す色が強く、記念品は周年や表彰など“関係性”を深める意味合いが強い傾向があります。
ノベルティグッズはその総称として使われることも多く、制作会社のサイトでもカテゴリが重なります。
発注時は呼び方よりも「配布対象」「配布タイミング」「期待する効果」を先に決めるのが安全です。

呼称 主目的 代表シーン 向くアイテム例
ノベルティ 認知・想起・好意形成 展示会、資料請求、来店特典 ボールペン、ステッカー、エコバッグ
販促品 購買・申込など行動喚起 キャンペーン、購入特典 クーポン同梱品、限定グッズ
記念品 関係性強化・感謝 周年、表彰、社内外贈答 タンブラー、時計、上質文具
オリジナルグッズ 販売/ファン化/PR EC販売、ファンイベント アパレル、アクリル、雑貨

販促の目的・用途・シーンを明確化:キャンペーン/周年/イベント/季節で最適解が変わる

同じ「ノベルティを作る」でも、キャンペーンと周年記念では正解が変わります。
キャンペーンなら配布数が多く単価を抑えつつ、手に取った瞬間に価値が伝わる実用性が重要です。
周年や表彰なら、単価を上げてでも“長く使われる品質”や“贈り物としての体裁”が優先されます。
展示会・採用イベントでは持ち帰りやすさ(軽さ、かさばらなさ)と、社名・サービス名の想起が鍵です。
季節要因(夏のうちわ、年末のカレンダー)も強力なので、配布時期から逆算してアイテムを絞り込みましょう。

  • キャンペーン:配布数多め/単価低め/即時の行動喚起(QR・導線設計が重要)
  • 周年・記念:単価中〜高/品質重視/長期使用で想起を狙う
  • 展示会:軽量・薄型/名刺交換後の想起/持ち帰りやすさ
  • 採用:企業文化が伝わる/学生が日常で使える/デザインの一貫性
  • 季節:需要が明確/配布タイミングが命/納期遅延が致命傷

ターゲットとブランド・STYLE(スタイル)に合う「センスのいいノベルティ」を言語化する

“センスがいい”は主観に見えますが、発注では言語化できます。
ポイントは、ターゲットの生活導線(どこで使うか)と、ブランドのトーン(信頼・先進・親しみ等)を一致させることです。
例えばBtoBのIT企業が派手なキャラクターで攻めると、場面によっては信頼感を損ねることがあります。
逆に若年層向けサービスが無難すぎる文具を配ると、SNSで拡散される“話題性”を逃します。
色、素材、ロゴの出し方、パッケージまで含めて「自社らしさ」を定義し、制作会社に共有できる状態にしておくと、提案の質も上がります。

  • ターゲット像:年齢層/職種/利用シーン(通勤・オフィス・屋外)
  • ブランドトーン:信頼・上質・先進・親しみ・遊び心のどれを強めるか
  • デザインルール:コーポレートカラー/余白感/ロゴの扱い(主役or控えめ)
  • 避けたい印象:安っぽい/子どもっぽい/ノイズが多い等

【チェック1〜3】企画段階で差がつく:アイテム選定・トレンド・事例から逆算する方法

ノベルティ制作の成否は、企画段階の「選び方」で8割決まります。
人気ランキングを眺めて決めるのは簡単ですが、目的・配布シーン・持ち帰りやすさ・名入れの映え方まで考えると、同じ予算でも成果が変わります。
ここではチェック1〜3として、定番と面白さのバランス、実用性とおしゃれの両立、事例から落とし穴を回避する方法を解説します。
制作会社に相談する前に、この3点を整理しておくと見積の比較もスムーズです。

チェック1:定番か面白いか?会社の目的に合うグッズ・用品の選び方(人気・ランキング活用)

定番アイテムは失敗しにくい反面、印象に残りにくいという弱点があります。
一方で“面白い”アイテムは話題性が出ますが、使われないリスクや、ブランドと合わないリスクも上がります。
そこでおすすめは、ランキングを「答え」ではなく「候補の母集団」として使い、目的に照らして削る方法です。
例えば展示会なら、持ち帰りやすい薄型の定番(付箋・ステッカー)に、少しだけ意外性(素材感や形状)を足すとバランスが取れます。
“面白さ”は奇抜さではなく、受け手の体験が良くなる工夫(軽い、便利、気が利く)として設計しましょう。

  • 定番が向く:大量配布/短納期/失敗回避が最優先の案件
  • 面白さが向く:SNS拡散狙い/ファン化/採用ブランディング
  • 判断軸:使う頻度、持ち帰りやすさ、名入れの見え方、配布後の導線(QR等)

チェック2:おしゃれ×実用性の両立—トートバッグ/エコバッグ/ステーショナリーの活用ポイント

「おしゃれで実用的」はノベルティの理想ですが、実現にはコツがあります。
トートバッグやエコバッグは人気ですが、素材が薄すぎると安っぽく見え、印刷面が大きい分ロゴが悪目立ちすることもあります。
ステーショナリー(ペン、付箋、ノート)は配布しやすく単価調整もしやすい一方、差別化が難しいため、色・質感・セット化で価値を上げるのが有効です。
また、受け手が使う場所(オフィス、学校、外出先)を想定し、ロゴのサイズや配置を“使いやすさ”優先で決めると、結果的に長く露出します。

  • バッグ系:厚み(オンス)/縫製/持ち手の長さで印象が変わる
  • ステーショナリー:色数を絞る/紙質を上げる/セットで「もらって嬉しい」にする
  • ロゴ:大きく入れるより、ワンポイントで“普段使い”を狙う方が露出が伸びる場合が多い

チェック3:企業事例・新着トレンド・コラムから学ぶ「作成」前の落とし穴(ベストな選定)

制作会社の事例やコラムは、トレンド把握だけでなく「失敗の予防線」として役立ちます。
例えば、人気の素材や印刷方式には“供給が不安定になりやすい時期”があり、繁忙期は納期が伸びることがあります。
また、トレンドの形状は名入れ面が小さく、ロゴが潰れやすいなど、デザイン上の制約があるケースも少なくありません。
事例を見るときは、見た目の良さだけでなく「配布シーン」「数量」「単価」「納期」「印刷方式」をセットで読み解くのがコツです。
自社の条件に近い事例を3つ集めるだけで、発注の精度が上がります。

  • 事例チェックの観点:用途/配布数/単価/納期/印刷方式/名入れサイズ
  • トレンドの注意:在庫変動、素材の供給、繁忙期の納期延長
  • コラム活用:入稿ルール、色指定、校正回数など“揉めやすい点”を先に潰す

【チェック4〜6】予算・価格・数量:安いだけで選ばない価格帯設計と小ロット戦略

ノベルティ制作は「単価×数量」だけでなく、名入れ費・版代・校正・送料などが積み上がって総額が決まります。
そのため、見積の見方を知らないと、最初は安く見えたのに最終的に高くなる、あるいは予算内に収めるために品質を落としてしまう、といった事態が起きます。
ここではチェック4〜6として、予算と単価の決め方、ロット設計、小ロットと大量生産の考え方、追加費用の落とし穴を整理します。
価格だけでなく「成果(配布後の反応)」まで含めて投資対効果を考えましょう。

チェック4:予算と単価の決め方—価格・価格帯・見積もり(見積)の見方

まず決めるべきは「総予算」ではなく「1個あたりの許容単価」と「最低品質ライン」です。
配布対象が新規見込み客なのか、既存顧客なのか、VIPなのかで、適正単価は変わります。
見積を見るときは、商品代だけで判断せず、名入れ費、版代、校正費、サンプル費、送料、分納費などの内訳を確認してください。
また、同じ単価でも印刷方式(シルク、インクジェット、箔押し等)で見え方と耐久性が変わります。
比較は「同条件(数量・印刷・納期・送料込み)」に揃えるのが鉄則です。

見積項目 内容 見落としやすい点
商品代 本体の単価×数量 数量で単価が大きく変動
名入れ・印刷費 印刷作業の費用 色数・印刷面積で増える
版代 版の作成費(方式による) 初回のみ/再版で有利になる場合
校正費 色校正・簡易校正など 回数制限、追加で有料
送料・分納費 配送費、複数拠点納品 分納は想像以上に高くなる

チェック5:ロット(数量)設計—小ロット対応と大量生産のメリット/デメリット

数量設計は、在庫リスクと単価のバランスを取る作業です。
小ロットは在庫を抱えにくく、テスト配布や部署別の試作に向きますが、単価が上がりやすく、印刷方式によっては対応不可もあります。
大量生産は単価が下がりやすい一方、余った在庫の保管・劣化・デザイン変更時の廃棄がコストになります。
おすすめは、初回は小さく作って反応を見て、定番化できるアイテムだけを増産する二段階設計です。
また、イベント回数や配布率(来場者の何割に渡せるか)を見積もり、予備を何%持つかも決めておくと欠品を防げます。

  • 小ロット向き:新企画のテスト、採用イベント少数回、部署別配布
  • 大量生産向き:年間で繰り返し使う定番、全国配布、キャンペーン大量配布
  • 数量の考え方:想定配布数+予備(5〜15%)+不良交換分

チェック6:追加費用に注意—名入れ・印刷・校正・サンプル・発送で総額が変わる

ノベルティ制作で「予算オーバー」になりやすいのが追加費用です。
特に名入れの色数追加、両面印刷、特色指定、個別包装、JANシール貼付、分納、短納期対応などは、後から積み上がりやすい項目です。
また、サンプルを取るかどうかで安心感は大きく変わりますが、サンプル費や取り寄せ日数も計画に入れる必要があります。
校正も同様で、簡易校正だけで進めると色味や位置ズレのリスクが残ります。
「どこまでを必須にするか」を先に決め、見積依頼時点で条件として明記しましょう。

  • 増えやすい費用:色数追加/両面印刷/特色(PANTONE等)/個別包装/分納/短納期
  • サンプル:本生産前の安心材料だが、日数と費用がかかる
  • 校正:回数と範囲(色・位置・文字)を事前に合意する

【チェック7〜8】デザインと印刷の品質:オリジナル制作で失敗しない入稿・校正・データ管理

ノベルティ制作のトラブルで多いのが、デザインデータの不備と、校正の詰め不足です。
ロゴが荒い、色が違う、文字が小さすぎる、印刷位置がズレるなどは、発注側がルールを持っていれば防げます。
特に複数部署が関わる企業では、データの最新版管理が曖昧になり、古いロゴで入稿してしまう事故も起きがちです。
ここではチェック7〜8として、デザイン仕様の決め方と、入稿データの標準化、校正フローの作り方を解説します。

チェック7:オリジナルデザインの進め方—担当者と制作会社で決めるデザイン仕様(STYLE含む)

オリジナル制作では、最初に「仕様」を決めるほど手戻りが減ります。
仕様とは、ロゴの扱い(単色/フルカラー)、印刷面、サイズ、余白、ブランドカラー、フォント、禁止事項(変形・縁取り等)まで含むルールです。
制作会社に丸投げすると、見た目は整っても自社のSTYLE(トーン&マナー)から外れることがあります。
逆に細かく縛りすぎると提案の幅が狭まるため、「守るべき核」と「任せる余地」を分けるのがコツです。
社内承認が必要な場合は、初期段階で承認者を巻き込み、判断基準を共有しておくと納期遅延を防げます。

  • 決めるべき仕様:印刷色数/ロゴの最小サイズ/余白/配置(中央・端)
  • STYLEの共有:ブランドカラー、写真/イラストのテイスト、NG例
  • 承認設計:誰が最終決裁か、何回まで修正するかを先に決める

チェック8:入稿データの注意点—形式・ロゴ・色・印刷方式・校正フローを標準化する

入稿データは「作れた」ではなく「印刷できる」がゴールです。
一般的にIllustrator(AI)形式が推奨され、文字のアウトライン化、画像の解像度、塗り足し、特色指定の有無など、印刷に必要な条件があります。
また、画面のRGBと印刷のCMYKでは色が変わるため、ブランドカラーに厳密な場合は特色指定や色校正を検討しましょう。
校正フローは、デザイン確認→校正確認→最終承認→生産開始、の順で固定し、口頭OKで進めないことが重要です。
データの版管理(ファイル名ルール、保存場所、最終版の定義)も、担当者交代時の事故を防ぎます。

  • 入稿の基本:AI推奨/文字アウトライン化/画像解像度確認/塗り足し
  • 色の注意:RGB→CMYKで変化/特色や色校正でブレを抑える
  • 校正の型:誰が何を確認するか(誤字、ロゴ、位置、色)をチェック表にする

名入れ位置・サイズ・素材で印象が変わる:ステッカー/シール/アクリルの作成ポイント

ステッカーやシール、アクリルは小ロットでも作りやすく、配布や同梱にも向く人気カテゴリです。
ただし、名入れ位置やサイズ、素材選びで“安っぽさ”が出やすいので注意が必要です。
ステッカーは耐水・耐候の有無で用途が変わり、屋外利用やボトル貼付を想定するなら素材とラミネートが重要になります。
アクリルは透明感が魅力ですが、印刷面(表刷り/裏刷り)や白版の扱いで発色が大きく変わります。
小さいロゴを詰め込むより、余白を活かして「貼りたくなる」「持ちたくなる」デザインにすると、結果的に露出が伸びます。

  • ステッカー:耐水・耐候/再剥離/ラミネート有無で品質が変わる
  • シール:台紙設計(配りやすさ)/カットラインの精度が重要
  • アクリル:白版の有無/裏刷りで傷に強くできる/金具の品質も確認

【チェック9】制作会社選び:ノベルティ制作会社(制作会社)に依頼・注文する前の比較軸

ノベルティ制作は、同じアイテムでも制作会社によって提案力、品質管理、納期対応、トラブル時の動きが大きく変わります。
価格だけで選ぶと、校正が弱い、検品が甘い、問い合わせのレスが遅いなど、運用面で苦労しがちです。
一方で、ECサイト型はスピードと価格に強く、条件が合えば非常に合理的です。
ここではチェック9として、制作会社の比較軸、ECサイトとの違い、見積依頼時に聞くべき質問を整理します。

実績・対応力・提案力で選ぶ:企業向けノベルティ制作会社の見極め(ECサイト比較も)

企業向けで安心できる制作会社は、単に商品数が多いだけでなく、目的から逆算した提案ができます。
例えば「展示会で名刺交換後の想起を上げたい」と伝えたときに、配布導線や印刷方式、納期リスクまで含めて提案できるかが重要です。
また、実績は“有名企業かどうか”より、自社と近い条件(業界、配布数、納期、予算帯)の経験があるかを見ましょう。
対応力はレスポンス速度、校正の丁寧さ、トラブル時の代替案提示に表れます。
提案力のある会社ほど、結果的に手戻りが減り、社内工数も削減できます。

  • 見るべき実績:自社と近い業界/用途/数量/納期の案件があるか
  • 対応力:返信速度、担当の固定、校正の丁寧さ、緊急時の代替案
  • 提案力:目的→アイテム→印刷→納期→予算の順で筋が通っているか

ラクスル等のECサイトは安い?制作会社に依頼する場合との違い(小ロット/短納期対応)

ECサイト型は、価格の透明性と発注の手軽さが魅力です。
テンプレート入稿やWeb上デザインに対応し、短納期・小ロットの選択肢も多い傾向があります。
一方で、細かな仕様相談や、複雑な分納、厳密な色合わせ、特殊加工などは、制作会社(担当者付き)の方が進めやすいケースがあります。
また、社内稟議で見積書・請求書の形式が必要な場合、対応範囲も確認が必要です。
結論としては、条件が定型ならEC、要件が複雑なら制作会社、という使い分けが合理的です。

比較軸 ECサイト型 制作会社(担当者付き)
価格 安い傾向、比較しやすい 条件次第、交渉・調整余地あり
スピード 早い(最短出荷が明確) 要件整理に時間、ただし調整でリカバリ可能
提案 自己選定が中心 目的から提案、代替案も出やすい
特殊要件 苦手な場合あり 分納、色校正、特殊加工に強い
安心感 標準化された運用 担当者の品質に依存するが融通が利く

見積もり依頼で聞くべき質問:サンプル、最短納期、在庫(入荷)状況、出荷条件

見積依頼は「金額を聞く場」ではなく、「リスクを潰す場」です。
特に重要なのは、サンプル可否、最短納期の定義(校了後何日か)、在庫状況(取り寄せの有無)、出荷条件(分納、時間指定、梱包形態)です。
また、繁忙期は在庫が動きやすく、見積時点で在庫があっても発注時に欠品することがあります。
そのため、発注予定日と校了予定日を伝え、在庫確保の可否も確認すると安全です。
質問をテンプレ化しておくと、複数社比較がしやすくなり、社内説明もスムーズになります。

  • サンプル:有償/無償、納期、サンプルと本番の差(色・素材)
  • 最短納期:起算点(入金後/校了後)、土日祝の扱い
  • 在庫:確保可否、入荷予定、代替品提案の有無
  • 出荷条件:分納費、梱包単位、個別包装、納品書の同梱

【チェック10】納期・流れ・納品:発注から出荷までのSTEPを可視化して遅延を防ぐ

ノベルティ制作は、発注したら終わりではなく、複数の工程を経て納品されます。
遅延の多くは、どこで時間がかかるかを把握しないまま「イベント日から逆算」してしまうことが原因です。
見積、注文、入金、入稿、校正、量産、検品、出荷と、止まりやすいポイントがいくつもあります。
チェック10では、制作の流れをSTEPとして可視化し、トラブル原因と対策、納品時の検品ルールまでまとめます。
社内外の関係者が同じスケジュール感を持つことが、最大の遅延対策です。

制作の流れ(STEP):見積→注文→ご入金→製作→入稿→校正→生産→納品まで

一般的な流れは、見積取得→仕様確定→注文→入金→データ入稿→校正→量産→検品→出荷→納品です。
制作会社やECサイトによっては、入金確認後に進行するため、社内の支払い手続きが遅れると全体が後ろ倒しになります。
また、校正で修正が入ると、その分だけ量産開始が遅れます。
したがって、イベント日から逆算する際は「校正に何日使うか」「社内承認に何日かかるか」を先に確保するのが現実的です。
スケジュール表を作り、誰のボールかを明確にして進めましょう。

  • STEP1:要件整理(目的・数量・納期・配布先)
  • STEP2:見積・仕様確定(印刷方式、名入れ、梱包、分納)
  • STEP3:注文・入金(社内稟議も含めて日数確保)
  • STEP4:入稿・校正(修正回数の上限も合意)
  • STEP5:量産・検品・出荷・納品(分納は追加日数に注意)

納期トラブルの原因と対策:入荷遅れ/校正戻し/数量変更/発送先分納の注意

納期トラブルの典型は4つあります。
1つ目は本体在庫の入荷遅れで、特に繁忙期や人気色は欠品しやすいです。
2つ目は校正戻しで、社内確認が遅い、修正指示が曖昧、承認者が不在などが原因になります。
3つ目は数量変更で、追加発注が必要になると同ロットで揃わない、単価が変わる、納期が延びる可能性があります。
4つ目は分納で、住所リストの不備や納品条件の違い(時間指定、階上げ等)が遅延を招きます。
対策は、代替案(色変更、別アイテム)を事前に用意し、校正と住所確定の締切を社内で固定することです。

  • 入荷遅れ対策:在庫確保の可否確認、代替色・代替品を事前に決める
  • 校正戻し対策:承認者の予定確保、チェック観点のテンプレ化
  • 数量変更対策:予備率を最初に設計、追加時の条件(単価・納期)を確認
  • 分納対策:住所リストの締切、梱包単位、納品条件を統一

納品時チェック:品質・印刷ズレ・梱包・数量・不良対応(会社内の検品ルール)

納品されたら、すぐに配布せず検品を行うのが安全です。
特に印刷ズレ、色ブレ、汚れ、傷、数量不足は、配布直前に発覚すると取り返しがつきません。
全数検品が難しい場合でも、抜き取り検品のルール(例:箱ごとに数点、合計○%)を決めておくと品質リスクを下げられます。
不良が出た場合の連絡期限、交換条件、写真提出の要否なども制作会社に確認しておきましょう。
社内では、検品担当・保管場所・配布担当を分け、責任の所在を明確にすると運用が安定します。

  • 検品項目:印刷位置、色味、ロゴ欠け、汚れ、傷、数量、梱包破損
  • 抜き取り基準:箱単位でサンプル抽出、問題があれば範囲拡大
  • 不良対応:連絡期限、交換納期、必要証跡(写真等)を事前確認

目的別おすすめノベルティグッズ:おしゃれ・安い・高品質を両立する人気アイテム集

ノベルティは「何を配るか」で成果が変わりますが、万能アイテムは存在しません。
目的別に、受け手が使うシーンと、名入れの映え方、配布のしやすさをセットで考えると選びやすくなります。
ここでは定番のボトル・タンブラー・マグ、季節イベントで強いうちわ・カレンダー・ステッカー、企業らしさが出るウェア・巾着・アクリルなどを紹介します。
最後に“センスのいい”に近づける色・素材・ロゴの見せ方もまとめます。

定番の人気:ボトル/タンブラー/マグカップ(ブランド訴求と実用性)

ボトル・タンブラー・マグは、日常で繰り返し使われるため、ロゴ露出が長期化しやすい定番です。
特にオフィス利用が多いターゲットには相性が良く、BtoBでも“ちゃんとしている感”を出しやすいカテゴリです。
注意点は、容量・保温性能・フタの構造などで満足度が大きく変わることです。
名入れは大きく入れるより、ワンポイントで上質に見せる方が普段使いされやすい傾向があります。
単価は上がりやすいので、VIP配布や周年、採用の内定者向けなど、配布対象を絞る設計が向きます。

  • 向く目的:周年、既存顧客向け、採用(内定者・説明会)
  • 選定ポイント:保温/保冷、漏れにくさ、洗いやすさ、素材(ステンレス等)
  • 名入れ:小さめロゴ+単色で上質に見せると使用率が上がりやすい

配布で強い:うちわ/カレンダー/シール・ステッカー(季節・イベント向け)

大量配布で強いのは、季節需要が明確なアイテムです。
夏のうちわはイベント会場で即使われ、冬〜年末のカレンダーは長期間掲示されるため、露出が継続します。
シール・ステッカーは低単価で配りやすく、同梱やSNS施策とも相性が良いのが魅力です。
ただし、季節アイテムは納期遅延が致命的で、ピーク直前は工場も混みます。
配布日から逆算し、早めに仕様確定と入稿を行うことが成功の条件です。

  • うちわ:夏イベントで即効性、配布数を稼ぎやすい
  • カレンダー:掲示で長期露出、法人向けにも強い
  • ステッカー:低単価、配布・同梱が簡単、デザインで差別化しやすい

企業らしさが出る:ウェア/巾着/アクリルグッズ(面白い企業ノベルティにも)

企業らしさを出したいなら、ウェアや巾着、アクリルグッズが有力です。
ウェアはイベントスタッフ用と配布用で兼用でき、統一感が出る一方、サイズ展開や在庫管理が難しくなります。
巾着は実用性が高く、ガジェットやコスメなど用途が広いため、ターゲットを選びにくいのが強みです。
アクリルは“面白い”方向にも振りやすく、キャラクターやサービスの世界観を表現しやすい反面、安っぽく見えない厚み・金具・印刷品質が重要です。
自社の世界観を表現したい場合は、アイテム単体ではなく「シリーズ化」すると完成度が上がります。

  • ウェア:統一感が出るが、サイズ管理・返品不可条件に注意
  • 巾着:用途が広く、名入れも映える。配布の満足度が高い
  • アクリル:世界観表現に強い。厚み、白版、金具品質で差が出る

センスのいいノベルティにするコツ:色・素材・ロゴの見せ方で「おしゃれ」を作る

センスの良さは、派手さではなく“統一感”と“使いやすさ”で作れます。
色はコーポレートカラーをそのまま使うだけでなく、落ち着いたトーンに寄せたり、差し色として使うと普段使いされやすくなります。
素材は、触った瞬間に品質が伝わるため、同じアイテムでも印象を大きく左右します。
ロゴは大きく入れるほど宣伝にはなりますが、使われなくなると露出はゼロです。
ワンポイント、同色印刷、内側印刷など“使う人の気持ち”に寄せた設計が、結果的にブランド想起を伸ばします。

  • 色:ベタ塗りよりも落ち着いたトーン、差し色運用で上品に
  • 素材:紙質、布厚、金具など「触感」で安っぽさを消す
  • ロゴ:大きさより配置。普段使いされる設計が最強の広告になる

発注前最終チェックリスト10項目(保存版):担当者が見落としがちな注意点まとめ

最後に、発注前に必ず確認したい10項目をまとめます。
ノベルティ制作は関係者が多く、途中で条件が変わりやすいので、チェックリストを“社内の共通言語”にするのが効果的です。
目的・ターゲット・ブランドの整理から、数量・価格・デザイン・納期まで、抜け漏れがあると手戻りや追加費用につながります。
ここでは保存版として、チェック項目と社内共有テンプレ、よくある失敗例と改善策を提示します。
このまま社内の発注フローに組み込める形で活用してください。

チェックリスト:目的/用途/シーン/ターゲット/ブランド/アイテム/数量/価格/デザイン/納期

チェックリストは、制作会社に依頼する前に埋めるのがポイントです。
ここが固まっていれば、見積比較が同条件になり、提案の質も上がります。
逆に、目的やターゲットが曖昧だと、アイテム選定がブレて、結果的に「安いけど使われない」ノベルティになりがちです。
10項目は、企画→制作→納品の全工程をカバーしています。
社内で合意が必要な項目(予算、ブランド、納期)は、早めに承認者を巻き込んで確定させましょう。

  • 1. 目的:認知/来店/申込/関係性強化など
  • 2. 用途:配布/同梱/贈答/社内向け
  • 3. シーン:展示会/周年/季節イベント/採用
  • 4. ターゲット:属性、利用シーン、好み
  • 5. ブランド:STYLE、カラー、NG表現
  • 6. アイテム:定番or話題性、名入れの映え
  • 7. 数量:配布数+予備+不良交換分
  • 8. 価格:単価上限、総額、追加費用込み
  • 9. デザイン:仕様、入稿形式、校正回数
  • 10. 納期:校了締切、出荷日、分納条件

社内共有テンプレ:担当者・会社での承認フロー、質問集、データ保管ルール

ノベルティ制作を毎回“属人化”させないために、社内テンプレを用意しておくと強いです。
承認フローは、誰が何を承認するか(予算、デザイン、文言、数量)を明確にし、締切日もセットで運用します。
制作会社への質問集をテンプレ化すれば、比較の精度が上がり、見積の取り直しも減ります。
データ保管は、ロゴの最新版、入稿データ、校正PDF、発注書、見積書を同じ場所にまとめ、ファイル名ルールで版管理するのが基本です。
担当者交代や来期の再発注が一気に楽になります。

  • 承認フロー:予算承認者/デザイン承認者/最終校了者を固定
  • 質問集:納期起算点、在庫確保、校正回数、分納費、不良対応条件
  • データ保管:共有ドライブに案件フォルダ、ファイル名に日付と版数(v1/v2)

失敗例と改善策:安いだけで決めた・入稿ミス・納期誤算・品質ばらつきの回避方法

よくある失敗は、原因がパターン化しています。
「安いだけで決めた」は、追加費用や品質差、対応力の差で結局高くつくことがあります。
「入稿ミス」は、アウトライン漏れや色指定ミス、古いロゴ使用など、版管理とチェック表で防げます。
「納期誤算」は、社内承認と入金、校正戻しの時間を見込んでいないことが原因になりがちです。
「品質ばらつき」は、サンプル確認、校正の精度、検品ルールでリスクを下げられます。
失敗を“仕組み”で潰すことが、ノベルティ制作を安定運用する最短ルートです。

  • 安いだけで決めた→総額(追加費用込み)と対応範囲で比較する
  • 入稿ミス→入稿チェック表、版管理、最終版の定義を作る
  • 納期誤算→校了締切と社内承認日を先に確保し、起算点を確認する
  • 品質ばらつき→サンプル/色校正、抜き取り検品、不良対応条件の事前合意
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