企業ノベルティが「面白い」と言われる企画20選

企業の販促担当者・広報担当者・イベント運営担当者に向けて、「面白い」と言われる企業ノベルティの企画アイデアと、失敗しない制作手順をまとめた記事です。
定番のトートバッグやタンブラーから、推し活文脈で映えるアクリルグッズ、配布導線の作り方、制作会社の選び方、見積もり比較のポイントまでを一気通貫で解説します。
「安いから」「流行っているから」だけで選ぶと起きがちな失敗も整理し、ブランドに合う“センスのいいノベルティ”を作るための判断軸が手に入ります。

企業ノベルティが「面白い」と言われる理由|ノベルティとは?販促の目的と効果を整理

企業ノベルティが「面白い」と評価される背景には、単なる“無料配布”を超えて、体験・会話・拡散のきっかけになる点があります。
ノベルティは広告よりも受け手の心理的ハードルが低く、手元に残ることで接触回数(想起)を増やせるのが強みです。
さらに、展示会や採用イベント、店舗キャンペーンなど「人が集まる場」で配ると、受け取った瞬間の驚きや共感がそのまま口コミに変わります。
一方で、面白さだけを追うとブランド毀損や在庫過多につながることもあるため、目的(認知・来店・登録・商談化)と効果測定(配布数、回収率、SNS投稿数など)をセットで設計することが重要です。

ノベルティとは「販促品・記念品・配布グッズ」:会社・企業での役割を解説

ノベルティとは、企業が販促や認知拡大、関係構築のために配布する「名入れ可能なグッズ」の総称です。
用途は大きく、展示会での来場記念、店舗での購入特典、資料請求の同梱、周年記念の社外配布、採用イベントでの会社理解促進などに分かれます。
広告と違い、受け手の生活導線に入り込みやすいのが特徴で、実用品ほど“使うたびにロゴが目に入る”状態を作れます。
また、社内向けに配る場合はエンゲージメント向上や一体感づくりにも寄与します。
つまりノベルティは「配る物」ではなく、「接点を増やし、行動を促す仕掛け」として設計するのが企業にとっての役割です。

「面白い」だけでは失敗する?ブランド・シーン・用途に合う企画の考え方

面白さを優先しすぎると、受け手の記憶に残っても「どの会社だったか思い出せない」状態になりがちです。
また、BtoB展示会で奇抜すぎる雑貨を配ると、決裁者層には刺さらず“荷物になるだけ”で終わることもあります。
失敗を避けるコツは、①誰に(ターゲット)②どこで(配布シーン)③何をしてほしいか(目的)④自社らしさ(ブランド)を先に決め、最後に“面白さ”を足す順番にすることです。
例えば「名刺交換→ブース滞在→商談予約」までを狙うなら、ノベルティは会話のフックになりつつ、持ち帰りやすいサイズで、後日連絡先にアクセスできる導線(QR等)を持たせるのが合理的です。

センスのいいノベルティの条件:おしゃれ×実用×話題性×高品質

センスのいいノベルティは、見た目だけでなく“使い続けたくなる理由”が設計されています。
具体的には、①色数を絞ったデザインで生活空間になじむ、②実用性が高く使用頻度が高い、③一言で説明できる話題性(ストーリー)がある、④縫製・印刷・素材が安っぽくない、の4点が揃うと評価されやすいです。
特に品質は重要で、印刷のズレや色ムラ、縫製不良があると「この会社、大丈夫?」という印象に直結します。
“おしゃれ”は主観ですが、ロゴを大きく主張しすぎず、ワンポイントやタグ風の名入れにするだけで一気に使いやすくなります。

【企画20選】企業ノベルティが面白いと言われるアイテムランキング(定番〜トレンド)

ここでは「面白い」と言われやすい企業ノベルティを、定番からトレンドまで20企画として整理します。
ポイントは“アイテム単体の珍しさ”よりも、配布シーンでの体験設計(引き換え、ランダム、セット、限定感)で面白さを作ることです。
例えば同じトートバッグでも、展示会で「名刺交換でその場プリント」や「部署別カラーで選べる」などの仕掛けを入れると、受け取り体験が一段上がります。
以下の各見出しでは、代表アイテムごとに「面白くするコツ」「名入れの考え方」「注意点」を具体化します。

  • 定番を“体験化”する:その場印刷/選べるカラー/限定デザイン
  • セットで価値を上げる:巾着+中身(ステッカー・付箋等)
  • ランダムで話題化:全5種・シークレット・当たり券
  • 導線を埋め込む:QRで資料DL/抽選/会員登録
  • 品質で差をつける:素材・印刷・検品・パッケージ

トートバッグ/エコバッグ(STYLE・スタイル提案):名入れで“会社らしさ”を出す

トートバッグやエコバッグは定番ですが、だからこそ“スタイル提案”で面白くできます。
例えば、業界別に刺さる使い方を想定し、ITならPC周辺小物が入る内ポケット付き、食品なら保冷素材、採用ならA4資料が折れない厚手など、機能で差別化します。
名入れは大きなロゴより、タグ風のワンポイントや、内側にメッセージを入れると日常使いされやすいです。
面白さを足すなら「部署別カラー」「イベント限定年号入り」「来場者が選べる2デザイン」など、選択体験を作るのが効果的です。
注意点は、単価を下げすぎると生地が薄く透けたり縫製が弱くなり、逆にブランド印象を落とすことです。

タンブラー/ボトル:オフィスでもイベントでも活用できる人気グッズ

タンブラーやボトルは、使用頻度が高く“机の上に置かれる”ため、想起効果が強い人気ノベルティです。
面白い企画にするなら、温冷対応・フタの飲み口・洗いやすさなど、使い勝手の良さを前面に出しつつ、限定色や目盛り印刷(例:水分摂取の目安)でストーリーを付けると話題になります。
名入れはレーザー刻印や1色印刷が定番で、落ち着いた仕上がりにしやすい一方、印刷範囲や曲面対応に制約が出ることがあります。
イベント配布では重量がネックになるため、持ち帰り袋の用意や、後日配送(引換券)にする設計も検討すると満足度が上がります。

マグカップ:印刷デザインで遊べる定番ノベルティグッズ(校正で仕上がり確認)

マグカップは印刷面が広く、デザインで“面白さ”を作りやすい定番です。
例えば、社内の合言葉やプロダクトの世界観をイラスト化したり、温度で絵柄が変わるタイプ(条件により対応可)を選ぶと、受け取った瞬間の驚きが生まれます。
ただし陶器は色の出方が想定とズレやすく、特に写真やグラデーションは仕上がり差が出るため、校正(簡易校正・本機校正)で確認するのが安全です。
また、梱包・破損リスクがあるので、個箱の有無、輸送時の緩衝材、検品体制まで見積もり段階で確認しておくとトラブルを減らせます。

カレンダー:周年・キャンペーンに強い記念品(配布のタイミングが重要)

カレンダーは「1年間使われる」可能性があるため、費用対効果が高い記念品です。
面白い企画にするなら、単なる日付表示ではなく、業界の豆知識、毎月のチェックリスト、QRで壁紙がもらえるなど“毎月の楽しみ”を仕込むと継続接触が生まれます。
配布タイミングが重要で、年末ギリギリだと受け手がすでに用意していることも多いため、11月〜12月上旬の配布が基本です。
また、卓上・壁掛け・カード型で用途が異なるので、配布先(オフィスか家庭か)に合わせて選ぶと「気が利いている」と評価されやすくなります。

ステッカー/シール:小ロットで作成しやすい“安い”配布用品の鉄板

ステッカーは小ロット・低単価で始めやすく、デザイン次第で一気に“面白い”に寄せられる鉄板アイテムです。
ノートPCやスマホ、ボトルに貼られる前提で、耐水・耐候素材を選ぶと満足度が上がります。
企画としては「全5種ランダム」「シークレット1種」「部署・サービス別シリーズ」などコレクション性を持たせると、交換やSNS投稿が起きやすいです。
一方で、ロゴだけのステッカーは貼りにくい人も多いので、キャラクター化・アイコン化・タイポグラフィ化して“貼りたくなる”デザインにするのがコツです。

うちわ:季節イベントの販促に最適(納期・出荷のピークに注意)

うちわは夏のイベント、屋外フェス、スポーツ観戦、行列ができるキャンペーンなどで即効性が高いノベルティです。
面白さを出すなら、片面を広告にせず「暑さ指数チェック」「会場マップ」「撮影用フレーム」など、その場で役立つ情報を入れると“捨てられにくい”配布物になります。
注意点は繁忙期で、6〜8月は印刷・出荷が混み合い、短納期対応が難しくなることがあります。
デザイン確定が遅れると一気に間に合わなくなるため、テンプレートで早めに入稿し、校正確認の時間も確保するのが安全です。

巾着:中身が増やせるセット企画に強い(用途が広い)

巾着は単体でも使えますが、セット企画にすると面白さと価値が跳ね上がります。
例えば、巾着の中にステッカー・付箋・ミニ冊子・クーポンを入れて「スターターキット」にすると、受け取った瞬間の満足感が強くなります。
用途が広く、ガジェット入れ、旅行の小分け、コスメポーチなどに転用されやすいのもメリットです。
名入れは1色印刷が多いですが、素材(コットン、ポリエステル等)で発色や風合いが変わるため、ブランドのトーンに合わせて選ぶと“センスがいい”印象になります。
紐の強度や縫製品質で差が出るので、安さだけで決めずサンプル確認が有効です。

アクリル(キーホルダー等):推し活・展示会で映えるオリジナルグッズ

アクリルキーホルダーやアクリルスタンドは、推し活文化の浸透で“企業でも作りやすい面白グッズ”として定着しました。
展示会では名札やバッグに付けてもらえると視認性が高く、会場内での二次拡散(他の来場者の目に触れる)も狙えます。
面白くするなら、製品機能を擬人化したキャラ、業界あるあるのアイコン、会場限定デザインなど、コレクション性を持たせるのが効果的です。
注意点は、細いパーツが折れやすい形状や、印刷の白版処理の有無で見え方が変わる点です。
入稿テンプレートに沿って、カットライン・塗り足し・白版指定を正しく作ることが品質の分かれ目になります。

ステーショナリー(付箋・ペン等):実用性で“残る”人気販促品

付箋やペンなどのステーショナリーは、派手さはなくても“確実に使われる”ことで残存率が高い販促品です。
面白さを出すなら、付箋に「会議で使える一言テンプレ」「ToDoの分類」「業界用語ミニ辞典」など、使うシーンを具体化した印刷にすると差別化できます。
ペンは書き味が重要で、安価すぎるとインクのかすれや引っかかりがストレスになり、逆効果になりがちです。
名入れは軸への1色印刷が一般的ですが、クリップ部分やボディ色の選定でブランドカラーを表現できます。
大量配布にも向くため、展示会の“ばらまき枠”としても堅実です。

“花子”でも選びやすい?初心者向けベストアイテムの選定ポイント

ノベルティ担当が初めて(いわゆる“販促花子”状態)でも失敗しにくいのは、「用途が明確で、品質差が出にくく、納期が読みやすい」アイテムです。
具体的には、ステッカー、付箋、ボールペン、トートバッグ(既製ボディに1色印刷)あたりが堅実で、見積もり比較もしやすいです。
逆に、陶器・金属・特殊加工・フルカラー写真印刷は、校正や個体差の確認が必要になり、初心者には工数が増えます。
まずは「配布数」「単価上限」「いつ配るか」「持ち帰りやすさ」を決め、次に名入れ範囲と印刷方式を絞ると、制作会社とのやり取りもスムーズになります。

初心者向け度 おすすめアイテム 理由
高い ステッカー/付箋/ペン 小ロット可・単価が読みやすい・納期が安定しやすい
トートバッグ/巾着 実用性が高いが、生地・縫製で品質差が出るためサンプル推奨
低い マグカップ/特殊加工ボトル 色ブレ・破損・校正など確認事項が増えやすい

面白い企業ノベルティ企画の作り方|アイデア→デザイン→配布までのSTEP

面白いノベルティは、アイデア勝負に見えて実は「設計の順番」で決まります。
目的を決めずにアイテムから入ると、配布後の行動につながらず“配って終わり”になりがちです。
おすすめは、①目的設定→②ターゲットと配布シーン→③アイテム選定→④デザインと導線(QR・特典)→⑤配布オペレーション→⑥効果測定、の順で組み立てることです。
制作会社に相談する際も、この順番で情報を渡すと提案の精度が上がり、見積もりのブレも減ります。

企画の出発点は「目的」:販促・周年・イベント・ECサイト誘導で設計が変わる

同じノベルティでも、目的が違えば正解が変わります。
販促(新規リード獲得)なら「名刺交換や登録のインセンティブ」になり、周年なら「感謝と信頼の表現」、イベントなら「会場体験の補助」、EC誘導なら「QRでクーポン取得」など、行動設計が中心になります。
目的が曖昧だと、単価の判断もできません。
例えば商談単価が高いBtoBなら、1個500〜1,500円でも回収可能ですが、来店促進のばらまきなら100〜300円帯が現実的、というように投資対効果で決められます。
まずは「配布後に何をしてほしいか」を一文で言える状態にするのがスタートです。

ターゲット×シーン×業界で刺さるグッズを選び方(トレンドの読み方)

刺さるノベルティは、ターゲットの生活導線と配布シーンに合っています。
例えば、オフィスワーカー向けならデスクで使うタンブラー・付箋、学生向けならステッカー・アクリル、ファミリー層なら実用品(保冷バッグ等)が強い、という具合です。
トレンドは「SNSで見かける」だけでなく、配布後に使われる場所(職場・通学・自宅)で浮かないかまで確認します。
また、業界の“あるある”をデザインに落とすと、受け手が説明しやすく拡散されやすいです。
迷ったら、配布対象の年齢層・性別・持ち物・移動手段(電車か車か)まで想像し、持ち帰りやすさと使用頻度で候補を絞ると失敗しにくくなります。

デザインのコツ:ロゴ・名入れ・プリント・印刷方式の選定(データ入稿前提)

面白さを作るデザインは、情報量を増やすことではなく“意図を絞る”ことが近道です。
ロゴを大きく入れるより、ワンポイント+メッセージ、あるいはアイコン化したグラフィックの方が日常使いされやすく、結果的に露出が増えます。
印刷方式は、1色印刷(コスト安・ズレに強い)、フルカラー(表現幅広いが色管理が必要)、レーザー刻印(高級感・色は出ない)など特性があるため、素材と目的で選びます。
データ入稿では、テンプレートの使用、アウトライン化、塗り足し、特色指定の有無などが重要で、ここが曖昧だと納期遅延の原因になります。
初回はサンプルや校正を挟み、仕上がりの基準を社内で合意しておくと安心です。

配布導線の作り方:キャンペーン・展示会・店舗での活用方法(登録/お気に入り導線も)

ノベルティは「配布した瞬間」より「配布後の行動」で価値が決まります。
展示会なら、名刺交換→アンケート→商談予約の導線に合わせて、段階的に特典を変える(例:アンケートでステッカー、商談予約でタンブラー)と成果が出やすいです。
店舗なら、購入金額や来店回数で配布条件を設けると、客単価やリピートに効きます。
ECやアプリ誘導では、ノベルティにQRを入れて登録ページへ直行させ、登録完了画面で「お気に入り登録」「クーポン取得」まで促すと、効果測定もしやすくなります。
配布オペレーション(誰が渡すか、在庫はどこに置くか、声かけ文言)まで決めると、現場でブレません。

事例で学ぶ:企業ノベルティの成功事例と失敗しない注意点(コラム)

成功事例に共通するのは、「配布条件」と「受け取る理由」が明確なことです。
例えば展示会で、名刺交換だけではなく“デモ体験完了”で限定アクリルを渡すと、ブース滞在時間が伸び、商談化率が上がりやすくなります。
一方の失敗例は、単価を下げすぎて品質が悪く、SNSでネガティブに拡散されるケースや、納期に間に合わず当日配れないケースです。
また、ロゴが大きすぎて使いにくい、サイズが大きく持ち帰りにくい、配布数の見積もりが甘く途中で欠品する、といった“運用の失敗”も多いです。
対策として、サンプル確認、繁忙期を避けたスケジュール、予備在庫の確保、配布ルールの事前共有を徹底すると、失敗確率を大きく下げられます。

ノベルティー制作の依頼先の選び方|ノベルティ制作会社・制作会社の比較ポイント

ノベルティ制作は、ECサイトで完結させる方法と、制作会社に相談して進める方法があります。
検索上位のサービスでも「業界最安級」「最短2日出荷」「小ロット対応」「自社工場」「全数検品」など強みが分かれており、自社の優先順位に合わせて選ぶのが重要です。
面白い企画ほど、既製品の名入れだけでは実現しにくく、素材提案や加工提案、納期調整が必要になります。
そのため、価格だけでなく、提案力・校正対応・サンプル・検品体制・トラブル時の対応範囲まで含めて比較すると、結果的にコストもリスクも抑えられます。

制作会社に依頼するメリット:提案力・実績・対応範囲(素材/加工/品質)

制作会社に依頼する最大のメリットは、目的に合わせた提案が受けられることです。
「展示会で目立つ」「採用で好印象」「周年で高級感」など、狙いに応じて素材や加工、パッケージまで含めた設計ができます。
また、印刷方式の向き不向き、色ブレのリスク、破損しやすい形状など、経験がないと見落としがちなポイントを事前に潰せます。
対応範囲も広く、セット組み、個別包装、分納、会場直送など運用面まで相談できるのが強みです。
面白い企画ほど“段取り”が成果を左右するため、社内工数を減らしたい場合にも制作会社は有効です。

小ロット対応の可否とロット設計:数量・単価・価格帯の考え方

ノベルティはロット(数量)で単価が大きく変わります。
一般に、版代や初期費用がかかる印刷ほど、数量が増えるほど単価が下がります。
小ロット対応が可能でも、割高になる場合があるため、配布数の見込み(来場者数、配布率、予備)を現実的に設計することが重要です。
また、配布対象を全員にするのか、条件達成者だけにするのかで必要数量は変わります。
「まず100個でテスト→反応が良ければ追加発注」という設計も可能ですが、追加時に同じ素材・同じ色が確保できるか(廃番・ロット差)も確認しておくと安心です。

「安い」だけで選ばない:高品質・ブランド毀損防止・検品/生産体制

ノベルティは企業名を背負うため、品質不良はそのままブランド毀損につながります。
印刷のかすれ、縫製のほつれ、汚れ、個体差が大きいなどが起きると、受け手は“会社の仕事も雑なのでは”と連想しがちです。
そのため、全数検品の有無、検品基準、不良時の交換対応、国内検品か、工場の生産体制などを確認する価値があります。
特にイベント直前はやり直しが効かないため、安さよりも「納期遵守」と「不良率の低さ」を優先した方が総合的に得をするケースが多いです。
価格差がある場合は、素材グレードや印刷方式、梱包仕様の違いを分解して比較しましょう。

ラクスル等のECサイト活用と制作会社活用の違い(スピード/校正/サンプル)

ECサイトは、価格が分かりやすく、テンプレート入稿でスピーディに発注できるのが強みです。
一方で、企画提案や細かな仕様調整、特殊加工、セット組みなどは制約が出ることがあります。
制作会社は、要望をヒアリングして最適案を組み立て、校正やサンプル、納品形態(分納・会場直送)まで含めて伴走できるのが強みです。
「定番品を短納期で大量に」ならECが向き、「面白い企画で差別化したい」「失敗リスクを下げたい」なら制作会社が向きます。
社内のデザインリソースが少ない場合も、制作会社の方が進行が安定しやすいです。

見積もりで比較すべき項目:価格・印刷費・オプション・発送/納品条件

見積もり比較では、商品単価だけを見ると判断を誤ります。
印刷費、版代、校正費、個別包装、のし・台紙、セット組み、検品、送料、分納手数料などが別建てになっていることが多いからです。
また、納品条件(いつ・どこに・何箱で・ラベル表記)によって物流費が変わり、イベント会場直送は時間指定や搬入ルールで追加費用が出る場合もあります。
比較のコツは、同じ条件に揃えた“総額”で見ることと、納期遅延時の対応(代替案、返金条件)まで確認することです。
不明点は「この金額に含まれるもの/含まれないもの」を明文化してもらうとトラブルを防げます。

比較項目 チェック内容 見落としがちな例
価格 単価ではなく総額、税別/税込 版代・校正費が別で後から増える
品質 素材グレード、印刷方式、検品 不良時の交換条件が不明
納期 校正期間込みか、出荷日/納品日 繁忙期で予定が後ろ倒し
納品 分納、会場直送、梱包仕様 搬入ルールで追加費用が発生

ノベルティ制作の流れ|注文〜入稿〜ご入金〜製作〜出荷〜納品まで

ノベルティ制作は、思っている以上に「確認工程」が多く、スケジュール設計が成果を左右します。
一般的には、依頼・見積→発注→データ入稿→校正→ご入金→製作→検品→出荷→納品、という流れです。
短納期をうたうサービスでも、データ不備や校正戻しがあると一気に遅れます。
特にイベント日が決まっている場合は、逆算で「デザイン確定日」「校正確認日」「最終出荷日」を先に押さえるのが安全です。
ここでは担当者がつまずきやすいポイントを工程別に整理します。

依頼〜見積〜発注:担当者が用意すべき情報(用途・予算・数量・納期)

最初の問い合わせで情報が揃っているほど、見積もりが早く正確になります。
最低限用意したいのは、用途(展示会/周年/採用など)、配布対象、希望数量、希望納期(納品日)、予算上限、名入れ内容(ロゴ有無)、希望の印刷色数です。
加えて、配布方法(手渡し/同梱/郵送)や、個別包装の要否、分納の有無が分かると、物流費まで含めた現実的な提案になります。
面白い企画を狙う場合は「どんな反応を狙いたいか(SNS投稿、会話のきっかけ等)」も伝えると、アイテム提案の質が上がります。
社内稟議が必要なら、見積書の形式や支払い条件も早めに確認しましょう。

入稿データの注意:テンプレ・サイズ・色・校正(修正回数と時間)

入稿データの不備は、納期遅延の最大要因です。
制作会社やECサイトが用意するテンプレートを使い、サイズ、塗り足し、印刷範囲、解像度、カラーモード(CMYK等)を合わせます。
Illustrator入稿の場合はアウトライン化、画像の埋め込み、特色指定の扱いなども要注意です。
校正は、簡易校正(PDF確認)だけで済むのか、本機校正(実物に近い確認)が必要かを判断し、修正回数と確認にかかる社内時間も見込んでおきます。
“面白いデザイン”ほど細部が重要なので、校正でのチェック項目(色、位置、誤字、QRの読み取り)をリスト化するとミスを減らせます。

生産〜入荷のリードタイム:最短納期の条件と繁忙期の落とし穴

最短納期は「在庫がある既製品」「印刷がシンプル」「校正戻しがない」など条件が揃って初めて成立します。
一方、繁忙期(年度末、年末、夏のうちわシーズン、展示会集中期)は工場や物流が混み、通常より日数が伸びることがあります。
また、海外生産品は輸送遅延や通関の影響を受ける可能性があるため、イベント用途では余裕を持ったスケジュールが安全です。
リードタイムを短縮したい場合は、印刷色数を減らす、既製ボディを選ぶ、校正を迅速に返す、分納を避けるなど、ボトルネックを潰すのが有効です。
「最短◯日出荷」は出荷日であり納品日ではない点も必ず確認しましょう。

発送・納品の設計:分納/一括、イベント会場直送、梱包・同梱物

納品設計は、現場の混乱を防ぐ重要工程です。
本社と支店、複数店舗、イベント会場などに分納する場合、送り先リスト、箱数、ラベル表記、納品書の扱いを事前に決めます。
会場直送は便利ですが、搬入時間指定、荷受け担当、伝票の宛名ルール、ブース番号記載など、会場側の規定に合わせる必要があります。
また、個別包装の有無で配布スピードが変わり、同梱物(チラシ、クーポン、説明カード)を入れる場合はセット組み工賃が発生することもあります。
“面白い”を狙うほど付帯物が増えがちなので、運用負荷とコストのバランスを見て設計しましょう。

予算・価格の決め方|単価を下げる方法と“センスのいいノベルティ”の作り方

ノベルティの予算は「安く作る」より「狙った効果を最小コストで出す」発想が重要です。
単価を下げる方法はいくつもありますが、下げすぎると品質が落ち、結果的にブランド印象を損ねるリスクがあります。
センスの良さは高額アイテムだけで作るものではなく、パッケージや付帯物、配布体験の設計で十分に演出できます。
ここでは、価格が決まる要因、低予算でも映える工夫、安いのに面白い企画の作り方、見積もり比較の注意点を整理します。

価格はどう決まる?ロット・印刷方法・素材・名入れ箇所で変わる

価格を左右する最大要因はロット(数量)です。
次に、印刷方法(1色/フルカラー/レーザー等)、素材(コットン、ステンレス、陶器など)、名入れ箇所(片面か両面か、広範囲か)で変動します。
さらに、版代、校正費、個別包装、検品、送料が加わり、総額が決まります。
単価を下げたいなら、印刷色数を減らす、名入れ範囲を小さくする、既製品の在庫品から選ぶ、納期に余裕を持つ(特急料金回避)などが有効です。
ただし、削るべきでないのは“使い心地”と“壊れにくさ”で、ここを落とすと配布効果が消えます。

小ロットでも映える:パッケージ/付帯物で“おしゃれ”に見せる工夫

小ロットで単価が上がりやすい場合でも、パッケージや付帯物で体験価値を上げると“高く見える”ノベルティになります。
例えば、クラフト紙の帯、メッセージカード、使い方カード、限定番号シールなどは低コストでも演出効果が高いです。
また、色数を絞った統一デザインにすると、ブランド感が出てセンスよく見えます。
巾着や小箱に入れて「キット化」するのも有効で、受け取った瞬間の満足度が上がり、SNS投稿の動機にもなります。
重要なのは、装飾を増やすことではなく、受け手が“誰かに見せたくなる理由”を一つ作ることです。

安いのに面白い企画:セット化・ランダム・季節限定で話題を作る

低予算でも面白さを作る方法は、アイテムの高級化ではなく企画の工夫にあります。
代表例が、セット化(ステッカー+付箋+カード)、ランダム配布(全5種)、季節限定(夏はうちわ、年末はカレンダー)です。
ランダムは単価を上げずに会話と交換を生み、セット化は“もらった感”を増やします。
季節限定は「今しかない」理由ができ、受け取り率が上がりやすいです。
さらに、当たり券で追加特典(オンライン資料、クーポン、抽選)につなげると、配布後の行動も設計できます。
面白さはコストではなく、体験の設計で作れます。

見積り比較のコツ:追加費用(校正/版代/送料/オプション)を見落とさない

見積り比較で最も多い失敗は、後から追加費用が積み上がることです。
校正費(本機校正)、版代、個別包装、セット組み、分納、送料、特急料金などは、条件次第で大きく変わります。
比較時は「総額」「納品条件」「含まれる作業範囲」を揃え、同じ前提で並べるのが鉄則です。
また、データ修正を制作会社に依頼する場合はデザイン費が発生することもあるため、社内でどこまで対応できるかを決めておくと予算がブレません。
不明点は質問し、回答をメール等で残すと、納品トラブル時の認識違いを防げます。

よくある質問(質問Q&A)|ノベルティグッズ制作で迷うポイントを解消

ノベルティ制作は、初めてだと「納期は間に合う?」「サンプルは必要?」「色はズレる?」「追加注文できる?」など不安が出やすい領域です。
ここでは現場でよくある質問を、実務目線で整理します。
特に短納期案件は、データ不備や校正遅れが致命傷になりやすいので、事前に“詰まりやすいポイント”を知っておくと安心です。
制作会社やECサイトに問い合わせる際の確認項目としても使えるようにまとめます。

最短で作成したい:納期を縮める方法と、間に合わない時の代替案

納期を縮めるには、在庫品から選び、印刷をシンプルにし、校正戻しを最短で返すのが基本です。
具体的には、1色印刷、既製ボディ、テンプレ入稿、校正はPDFのみ、個別包装なし、分納なし、などにすると短縮しやすくなります。
それでも間に合わない場合は、当日配布を「引換券」にして後日発送に切り替える、デジタル特典(QRで壁紙・クーポン)を用意して物理配布を次回に回す、などの代替案があります。
イベント用途では“納品日”が絶対なので、出荷日表記に惑わされず、配送日数と搬入ルールまで含めて逆算しましょう。

サンプルは必要?仕上がりイメージと品質確認の進め方

結論として、ブランド毀損リスクがある案件ほどサンプルは取るべきです。
特に、素材感が重要なバッグ類、色味がシビアなフルカラー印刷、破損リスクのある陶器・アクリルは、サンプル確認で失敗を大きく減らせます。
進め方としては、まず既製品サンプルでサイズ感と質感を確認し、次に名入れ校正(可能なら本機校正)で印刷の出方を確認します。
社内で確認者が多い場合は、チェック観点(色、位置、誤字、QR読み取り、縫製)を先に共有し、確認期限を決めるとスムーズです。
サンプル費用がかかっても、作り直しより安いケースがほとんどです。

名入れ・印刷の色ブレが心配:校正とデータ作成のポイント

色ブレは、素材の色・印刷方式・工場ロット・インク特性で起こります。
対策は、①CMYKでデータ作成し、特色指定が必要なら明確に指示する、②ベタ面積が大きいデザインはムラが出やすいので避ける、③重要色は校正で確認する、の3点です。
また、モニターの色と実物は一致しない前提で、ブランドカラーに厳密な場合はPANTONE等で指定し、対応可否を事前確認します。
QRコードを印刷する場合は、サイズとコントラストが不足すると読み取れないことがあるため、校正段階で実機読み取りテストを行うと安全です。
“面白いデザイン”ほど細部が命なので、校正工程を削りすぎないのが結果的に近道です。

在庫・保管・追加注文はできる?数量調整と再注文の流れ

在庫・保管・追加注文は、多くの制作会社で相談可能ですが、条件は事前確認が必要です。
保管は倉庫費用がかかる場合があり、温湿度管理が必要な素材(紙、食品系)では制約が出ます。
追加注文は、同一仕様で作れるかがポイントで、ボディの廃番、素材ロット差、印刷色の再現性などで“完全一致”が難しいこともあります。
再注文を前提にするなら、型番・色番・印刷データ・校正結果を保管し、見積書の条件も残しておくとスムーズです。
数量調整は「予備を何%持つか」「欠品時の代替配布を用意するか」まで決めると、現場が安定します。

新着トレンド&まとめ|次の企画に活かす企業ノベルティの活用アイデア

企業ノベルティで「面白い」と言われるためには、奇抜さよりも“受け手の体験”と“使われ続ける設計”が重要です。
2026年に向けては、SDGs文脈の素材選定、実用性の高い日用品、体験型(QR連動・抽選・限定コンテンツ)などがより強く求められます。
最後に、トレンドの方向性、企画選定のチェックリスト、相談・見積もり前の最終確認をまとめます。
この記事の内容をそのまま社内の企画書に落とし込めるよう、判断軸を明確にして締めくくります。

2026年のトレンド:SDGs・実用性・体験型グッズの人気傾向

2026年のトレンドは「環境配慮」だけでなく、「本当に使うから結果的に捨てない」実用性が中心になります。
再生素材や長く使えるボトル・バッグは引き続き強く、加えて“体験型”としてQR連動の特典、限定コンテンツ、抽選参加など、配布後の行動を促す設計が増えています。
また、推し活文脈のデザイン(コレクション性、ランダム、限定)を企業が取り入れる流れも継続し、ステッカーやアクリルのような軽量グッズが活躍します。
重要なのは、トレンドをそのまま真似るのではなく、自社のブランドトーンに合わせて“らしさ”を翻訳することです。
その翻訳ができると、面白さが一過性で終わらず、好意的な記憶として残ります。

自社に合うベスト企画の選定チェックリスト(目的・予算・シーン・ブランド)

企画選定で迷ったら、チェックリストで機械的に絞るのが有効です。
「面白い」かどうかは最後に判断し、まずは目的と運用の成立を優先すると失敗しません。
特に、配布シーン(展示会・店舗・採用)と持ち帰りやすさ、名入れの見え方、品質リスク、納期の確実性は、成果に直結します。
以下の項目に○が多い企画ほど、自社に合う可能性が高いです。

  • 目的が一文で言える(例:登録を増やす/商談予約を取る)
  • 配布対象が明確(年齢層・職種・利用シーン)
  • 持ち帰りやすい(サイズ・重量・梱包)
  • 日常で使う頻度が高い(机の上/通勤/自宅)
  • 名入れが“使いにくさ”になっていない(ロゴ過多ではない)
  • 品質リスクに対策がある(サンプル・校正・検品)
  • 納期が逆算できている(校正期間込み)
  • 配布後の導線がある(QR、クーポン、抽選、資料DL)

次のアクション:ノベルティー制作の相談・見積もり・注文に進む前の最終確認

最後に、相談・見積もり・注文前の最終確認をしておくと、手戻りと追加費用を減らせます。
まず、納品希望日から逆算して、デザイン確定日と校正確認日を社内で確保します。
次に、配布数の根拠(来場者見込み、配布率、予備)を作り、分納や会場直送の有無を決めます。
そのうえで、見積もりは総額で比較し、版代・校正費・送料・包装・セット組みなど“含まれる範囲”を明文化してもらいましょう。
面白いノベルティは、企画と段取りが9割です。
目的に合うアイテムを選び、品質と納期を守りながら、受け手が語りたくなる一工夫を足すことで、「面白い」と言われる企業ノベルティが実現します。

4 YON
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